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一城なつきのJUNK!×3


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「GrandPrixAKIBA2018」から見る「プレミアムスタンダード」のメタゲーム


いよいよ明日から「WGP2018」が始まります。

今回は「スタンダード」と「プレミアムスタンダード」で戦いが繰り広げられますが、
「プレミアムスタンダード」に慣れていないというプレイヤーも多いのではないでしょうか。

というわけで、今回は特別ゲストとしてライターの神田一を呼んで

「プレミアムスタンダードのメタゲーム」

の記事を書いてもらおうと思い立ちました。
彼は9月末に開催された「AKIBA GP」の取材に行っています。

※その時の記事はこちら

つまり、ある程度以上プレミアムスタンダードを研究したプレイヤーが、
どのようなデッキを選択しているのかを見ているはず。

どのようなデッキが人気だったのか、
警戒すべきはどのような動きなのか。

WGPのデッキ選択の参考になるかもしれません。
2018年9月30日に開催された「GrandPrixAKIBA2018」決勝大会。
「秋葉原最強ファイター決定戦」を銘打ち、秋葉原のカードショップで予選を勝ち抜いた猛者たちが戦いを繰り広げた。
大会フォーマットは、これまでに登場したすべてのカードが使える「プレミアムスタンダード」。
最新のカードだけではなく【超越】などの強力な能力を存分に使用できるこのフォーマットには、数々の強力デッキが存在している。
今回は「GrandPrixAKIBA2018」に出場した選手たちのデッキ分布をもとに、「プレミアムスタンダード」のメタゲームについて解説する。


■「GrandPrixAKIBA2018」出場選手のクラン分布

まずはクラン分布から見てみよう。
決勝大会に出場した15名の強豪が使用したデッキは、以下の通り。

ダークイレギュラーズ:4名
シャドウパラディン:3名
ロイヤルパラディン:2名
オラクルシンクタンク:2名
エンジェルフェザー:1名
リンクジョーカー:1名
バミューダ△:1名
メガコロニー:1名

決勝大会では15名中4名が使用していた《ダークイレギュラーズ》だが、予選大会も含めると現時点での最大勢力と言っても過言ではないだろう。
次いで《シャドウパラディン》《ロイヤルパラディン》《オラクルシンクタンク》などが強豪と言われるデッキたちだ。
まずは上位の4クランのデッキから解説していこう。


■一撃必殺のコンボデッキ【デスアンカーアサシン】

『最強!チームAL4』の新カードによって大幅に強化された《ダークイレギュラーズ》のコンボデッキ。
ソウルが13枚以上の時に「ソウルから別のカードに再ライドする」という、実質的なVスタンド能力を持つ「ノーライフキング デスアンカー」がキーカードだ。
リアガードを3枚ソウルに置くというコストのために通常は連続で使えなくなっているが、ソウルからコールができる「エニグマティック・アサシン」を組み合わせることで、カウンターブラストが続く限り攻撃を続けられるようになる。
これまで「エニグマティック・アサシン」は「大魔神 ソウルレス・デマゴーグ」と組み合わせた【デマゴアサシン】というコンボが強力だった。
しかし【デスアンカーアサシン】の場合、最速で先行3ターン目に決着可能という爆発力がある。
勝ちきれなかった場合にも【イマジナリーギフト】によって大量の完全ガードが手札に残るのも大きいだろう。
次のターンには「悪夢の国のモノクローム」から再度の【デスアンカーアサシン】や、ダメ押しの【デマゴアサシン】も控えている。

最速ソウルチャージの手段には「ディメンジョン・クリーパー」と「ブラッドサクリファイス ルスベン」の新たなシナジーが光る。
ドロップゾーンからソウルに戻した「ディメンジョン・クリーパー」を使い回せば、驚異的な速度でソウルが増えていくのだ。


■展開力+パワーで押す【ルアード】

『ヴァンガードG』の時代から強力だったデッキが、スタンダードのトリガーと「ブラスター・ダーク」などの強力カードを手に入れた。
【超越】から味方リアガードを展開し「深淵を覗く竜皇 ルアード」の【儀式X】によって強化するのが必勝パターン。
アドバンテージを取りやすい能力がそろった『G』環境のカードを最大限に生かし、守りをしっかり固めつつ初回〜2回目の【超越】で一気に攻め切るデッキとなっている。
「深淵を覗く竜皇 ルアード」の【儀式X】さえあればどんな盤面でも30000以上のパワーが出せるようになるため、守りに徹しても勝てるというのが大きいだろう。
「スラップテイル・ドラゴン」や「竜刻魔剣士 ダグザ」などの「ルアード」名称を参照する能力も強力で、終盤の詰めに大いに役立ってくれる。

スタンダード環境からは、強力なトリガーに加えて「ブラスター・ダーク」を採用するデッキが見受けられる。
序盤の除去と2ターン目のツインドライブで、攻防一体の動きが狙える第二の切り札と言えるだろう。
序盤の立ち回りにやや不安が残るものの、一度【超越】にたどり着けば手札の状況に関わらず安定した展開と破壊力が期待できるデッキタイプだ。


■速攻+コンボの融合【ブラスター・ブレード】

スタンダードに登場した《ロイヤルパラディン》は、先導アイチの分身である「ブラスター・ブレード」を軸にしたデッキタイプ。
そこに、強力なトリガーユニット「フローラルパラディン ふろうがる」を組み合わせたのがプレミアムスタンダードの【ブラスター・ブレード】デッキだ。
【イマジナリーギフト】を持つ2種類の「アルフレッド」は【フォース】で切り札の「ブラスター・ブレード」を強化。
あとは「フローラルパラディン」を展開し、強化された「ブラスター・ブレード」で連続攻撃を仕掛けていくのが必勝パターン。
「聖騎士王 アルフレッド・ホーリーセイバー」に【超越】すれば、4回のドライブチェックで「ブラスター・ブレード」をさらにパワーアップできる。
「飛天の聖騎士 アルトマイル」に【超越】すれば、山札から「ブラスター・ブレード」などをコールして盤面を整えることが可能だ。

細かいシナジーとしては、山札から「アルフレッド」をライドする「波動の賢者 ターナ」を使えば、1ターンに2つの【イマジナリーギフト】を得られる。
プレミアムスタンダードならではのシナジーと言えるだろう。
キーカードの「ブラスター・ブレード」をコールできる「光と闇の愛弟子 リュー」、「フローラルパラディン」をコールできる「光の剣士 ブラスター・ジャベリン ラルース」など、デッキ全体が勝ちパターンにつながるカードで占められているのも特徴的なデッキ。


■ガード不能の「インチキ」攻撃【イチキシマトム】

《オラクルシンクタンク》は『ヴァンガードG』環境の強力な切り札「静水の祭神 イチキシマ」と、スタンダード環境に登場した「サイレント・トム」を組み合わせた攻撃が強力。
「イチキシマ」がGガーディアンとグレード0を封じ、「トム」がノーマルユニットを封じれば、相手は【イマジナリーギフト】で得た【プロテクト】以外ではガード不可能となる。
スタンダードで登場した「インペリアル・ドーター」はライド時に手札を2枚増やせるため【神託】能力とも好相性。
全カードプールが使用できる《オラクルシンクタンク》であれば手札が10枚以上になることも珍しくないため「バトルシスター とるて」のパワー+10000/クリティカル+1を狙うパターンも存在する。


■「GrandPrixAKIBA2018」に出場していた、その他のデッキタイプ

「GrandPrixAKIBA2018」で、それぞれ1名ずつが使用していたデッキにも注目してみよう。
今回は、それぞれのデッキを選択した理由についてもインタビューした。


■相手を選ぶがハマれば強力【ノキエルギーゼ】

『竜神列伝』で「破壊の竜神 ギーゼ」が登場した時、どんなクランをベースにするのかという研究が進められた。
いくつかのクランで結果を残したものの、最も人気になったのが【ノキエルギーゼ】だった。
「愛の狙撃手 ノキエル」による手札補充に加え、Gユニットの【救援】能力でトリガーチェックの機会を増やしながら守りに徹するという動きが「ギーゼ」と噛み合ったと言えるだろう。
今回【ノキエルギーゼ】を選んだ「ぼんばぁ」選手は『竜神列伝』からずっとこのデッキを使用しており、使い慣れているデッキを選んだとのことだった。
予選でもほとんど見かけなかったデッキタイプとのことだったが、スタンダードに登場していないクラン(つまり、シールド値の高いトリガーがない)というのも理由のひとつではないだろうか。
スタンダードに《エンジェルフェザー》が参戦した今、再び注目を集めるデッキタイプになる可能性はあるだろう。


■前列呪縛で攻撃をシャットダウン【カオス】

今回「少数派」のクランだったデッキの中で、この【カオス】だけは「使い慣れているから」という理由ではなかった。
明確に「環境を対策したデッキ」だったのだ。
使用した「はれぴん」選手によれば、店舗予選では【デスアンカーアサシン】を使用していたそう。
しかし最大勢力同士のミラーマッチになった場合、ドローの運が勝敗に直結してしまうと考えて転向したとのことだった。
《リンクジョーカー》の中でも【カオス】は「前列を呪縛する」「手札から呪縛する」ことに長けている。
まっすぐに攻撃してくる《シャドウパラディン》には「前列呪縛」、手札にキーカードを集める《ダークイレギュラーズ》には「手札からの呪縛」が刺さると考えられる。
また、相手ターンに呪縛ができるGガーディアンは「ノーライフキング デスアンカー」のコストを払えないようにすることでコンボを封じることもできるだろう。
やや長期戦になるのが難点だが(今大会でも、予選1回戦を時間切れ両者敗北で落としている)、ポテンシャルは十分のデッキではないだろうか。


■パワーは十分、スタンダード参戦に期待がかかる【コーラル】

《バミューダ△》で参戦したのは、今大会唯一の女性「ちゃっぴー」選手。
使用したデッキは【コーラル】。選んだ理由は「《バミューダ△》が好きだから(あと強いから)」とのことであった。
とはいえ、ただの趣味と言い切れないパワーのあるデッキであることは、これまでの「Gスタンダード」環境の結果が物語っている通り。
ストライドボーナス持ちの「オーロラスター コーラル」でソウルの「コーラル」の数だけ前列を強化。
さらに《バミューダ△》が得意とするリアガードと手札の入れ替えで、高パワーの連続攻撃を仕掛けていくのが必勝パターンだ。
連携ライドで手札を温存しつつ、潤沢な「コーラル」サポートでソウルを溜める動きは攻守ともに隙が無い。
トリガーユニットに+10000の選択肢が来れば、さらに上を目指せる可能性はある。
来年2月の《バミューダ△》スタンダード参戦は、いろいろな意味で楽しみなところだ。


■恐怖のVスタンド封じを擁する【マシニング】

スタンダードに参戦した《メガコロニー》は、原作で敵ファイターの川並ミナミが使用した【マシニング】が中心のカードプールになった。
それまでも強力な名称として、専用のGユニットなども存在したプレミアムスタンダードの【マシニング】。ここへ来て一気に強化されたとも言えるだろう。
相手の攻撃を妨害しつつ自分はユニットを展開するという器用な動きのデッキだが、注目すべきは「グレード3を集める能力」を持つ新たなマシニングユニット。
スタンダードでは「再ライド」による【イマジナリーギフト】と戦略の切り替えに役立つ能力だが、プレミアムスタンダードでは【超越】のコストという意味でも強力な能力になる。
今大会【マシニング】で参戦した「タツ」選手によれば、スタンダードで使用しているメインデッキをそのままにGユニットだけを追加したとのこと。
つまり、いわゆる「シシルス互換」の「新星怪人 リトルドルカス」も不採用だった。
それでもしっかり【超越】を駆使して戦えるというのは【マシニング】デッキの可能性を感じざるを得ない。
大会では「甲殻怪神 マシニング・デストロイヤー」が、相手の「ノーライフキング デスアンカー」のスタンドを封じて勝つというシーンも見受けられた。


■第二の《ロイヤルパラディン》デッキ【シングセイバー】

決勝トーナメントに進出した「ダンテ」選手が使用したのは、《ロイヤルパラディン》の【双闘】を使ったデッキ。
【イマジナリーギフト】と、効率よくコストを回復できるカードを使って「探索者 シングセイバー・ドラゴン」の疑似Vスタンドを複数回狙うのが勝ちパターン。
細かいテクニックとして、序盤にツインドライブを狙える「ブラスター・ダーク」を採用していた点も見逃せない。
(※プレミアムスタンダードはクランファイトだが、《ロイヤルパラディン》には「ブラスター・ダーク」を入れられる特殊ルールが存在する)
最新カードの「エクスカルペイト・ザ・ブラスター」も採用されていたデッキには実況解説のドクター・オーも注目しており、今後知っておくべき新たな形と言えそうだ。


■スタンダード参戦で、さらに強化されるデッキにも注目!

今回は「GrandPrixAKIBA2018」に出場した15名のデッキから「プレミアムスタンダード」の環境を考察した。
10月以降も、スタンダードに初参戦するクランが続々登場するため、そのたびにプレミアムスタンダードにも新たなデッキが登場するだろう。
全世界で開催される大型イベント「WorldGrandPrix 2018」では、プレミアムスタンダードの大会も行われる。今後、ますます目が離せないフォーマットになっていくのではないだろうか。
| 一城なつき | ヴァンガード | 14:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
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